satochi side | |||
そういえば最近 "グレ電"って見ないなぁ 出たばかりのPHSとPowerBook 140でのモバイルはまさに最先端でした |
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私は学生の頃、秋葉原まで3駅の所に住んでいました。学校が水道橋にあり、さらに当時アルバイトをしていたのがお茶の水(小川町)の居酒屋だったので、毎日のように秋葉原を散策していました。 当然いわゆる「出物」といわれるものに当たる確率も多くなり、このPowerBook140もそんな出物の一つでした。 まだPowerBook150が新品で10万円程で売られていた頃にメモリ6MB、ハードディスク40MBのPowerBook140が3万円を切る価格で売られていました。学生でしたのでそんなに余裕があるわけではないのですが、迷うことなく購入しました。そして内臓モデムを増設し、当時出たばかりのPHSに接続して、外出先からメールを送ったり(インターネットではなくてNiftyですが)、文書をFAXしたりしました。 やはり当時モバイルといえば「グレ電」が主流でしたので、ワイヤレスでの接続はちょっとしたまさに最先端でした。 (グレ電といって思い出すのが当時のMacFanの「グレ電にDuoを繋いで笑顔のともぞ〜」の写真です。今考えるとなんてフェチな写真だったのでしょうか。) 当然、通信以外にも活躍しました。スケジュール管理もそれまでシステム手帳を使用していたのをPowerBookでやるようになりました。あとは「えきすぱあと」も遅刻魔の私には非常に重宝しました。PowerBookにシーケンスソフトを入れてライブを行ったこともありました。まきがめをバッテリーが切れるまでやった記憶もあります。 その後ハードディスクを120MBに換装し、壊れたPowerBook170からCPU、メモリ、TFT液晶、英字キーボードをもらってパワーアップしたPowerBook140(実際は全くPB170になっていますが)は、つい最近までFAXサーバとして活躍していました。 ネットワークがEthernetになってから出番がなくなってしまいましたが、今でも月に1回くらいは起動させてコンディションを維持しています。 この直線的でシャープな匡体のラインや手前にアームレストを配した斬新なデザインはいつまでも色褪せない美しさがあると思います。 そしてモバイルだからといってADB、シリアル、SCSI端子などを削らないという思想は今のiBookやPowerBookG4に受け継がれていると思います。 |
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