satochi side | |||
このMacにはPCIバスの数、夢があった 発売当時憧れることすら許されなかったマシンが、今ここにあるという事実 |
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現在の私のメインマシンです。 東京の仕事場と家にそれぞれ1台ずつ設置されています。 このPM9500が発売された当初は一般人の手の届く額ではなく(といってもIIfx等からすればまだましですが)、まさに憧れることすら許されないマシンでした。 大学を卒業して就職した会社ではじめてこのMacを使った時の圧倒的な速さは今も忘れません。ただ、冬の寒い日になると午前中は起動しないというちょっとヤワなところもありました。もっとも建物がプレハブでトイレの床がうっすらと凍ったり、あまりに寒いのでお湯で手をあっためてからでないと仕事ができないような環境だったので、多少のトラブルは仕方がないのかも知れませんが…。 それから数年の月日が流れ、世間ではG3とかG4と言っている頃、私も仕事の都合でFirewireのついたマシンが必要になりました。 しかし、どうしても「ポリタンク」のデザインが好きになれず、かといって当時のメインマシンのPM7600にはもうPCIバスの空きがない…ということでPM9500を中古で購入し、拡張して使うことにしました。 ところがこの「拡張」という魅力にとりつかれてしまいました。多くのPM9500ユーザーが陥った、幸せ(性能)と不幸せ(財布)の板挟み状態です。 なんと言ってもMacintosh最大数の6基のPCIバスを搭載したMacです。 気がつくと新しいマシンが買えてしまうくらいに投資していました。 ただちょっと癖のあるマシンで、オンボードの2次キャッシュがG3カードと相性が悪かったり、PCIバスのスロット毎に相性があったりと、思い通りには動いてくれません。もう拡張し過ぎて純正で残っているのはケースとロジックと電源のみという状況なのでどこが悪いのか見当がつかなくなったりします。 おそらくメンテナンスに費やした時間で相当な量の仕事がこなせたと思います。 YosemiteあたりまではG4カード、ATA66、Ehernet、グラフィックカード×2枚、FW/USB、キャプチャボードでバスを埋めつくしたPM9500で「まだまだ負けない」と言っていられたのですが、最近のQuickSilverあたりになると足周りの違いでしょうか、さすがにもう太刀打ちできません。それでもPM9500は今日も私と一緒に締切りに追われてフル稼動しています。 |
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